アツトシウカウカの図
アツトシウカウカといへるは、ウカウカは縫ふ事を
いひて、アツトシを縫ふといふ事なり、是は前に
しるせる如く、著る人の形ちにより、たけの長短をハ
かねてよりはかり定めて織る事ゆへ、衣を縫んと
すれは、まつ初めにたけを定め置たるところより
切り、またそれを二つにきりてこれを身衣になし、背の
ところは上より下まて縫ひ通す也、それより肩の
左右を弐寸五分ほとに切りて、其きりしところに木綿
にてもアツトシにても外のきれを入れて縫ひつくる
なり、其かたちまつ襟ともいふへきか如し、委しくハ
図を見てしるへし、すへてその縫ふといへるはアツトシ
の耳と耳とを合セ、糸をもて巻さまに縫ふ事也、
かくの如くに縫ふ事終りてより、背のところに木綿
の切をもて種々のかたちを刺繍する事、後の
全備の図のことし、
いひて、アツトシを縫ふといふ事なり、是は前に
しるせる如く、著る人の形ちにより、たけの長短をハ
かねてよりはかり定めて織る事ゆへ、衣を縫んと
すれは、まつ初めにたけを定め置たるところより
切り、またそれを二つにきりてこれを身衣になし、背の
ところは上より下まて縫ひ通す也、それより肩の
左右を弐寸五分ほとに切りて、其きりしところに木綿
にてもアツトシにても外のきれを入れて縫ひつくる
なり、其かたちまつ襟ともいふへきか如し、委しくハ
図を見てしるへし、すへてその縫ふといへるはアツトシ
の耳と耳とを合セ、糸をもて巻さまに縫ふ事也、
かくの如くに縫ふ事終りてより、背のところに木綿
の切をもて種々のかたちを刺繍する事、後の
全備の図のことし、



































