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"ヤラメ": 1 件ヒット
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第7巻, 15ページ, タイトル: ハルケの図 |
| ハルケは縄をいふ也、此語の解いまた詳ならす、追て
かんかふへし、凡夷人の縄として用るもの三種有、
其一は菅に似たる草をかりて、とくと日にほし、
それを縄になひて用ゆ、この草は松前の方言に
ヤラメといふものなり、
此草の名夷語に何といひしにや尋る事をわすれ
たるゆへ、追て糺尋すへし、夷人の用る筵よふのものにて
キナと称するものもミな此草を編て作れる也、夷地の
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☆ ハルケ【ハ*ラキカ:harkika/縄】は縄のことをいうのである。このことばの解釈はまだよくわからないので、改めて考えることにしたい。総じて、アイヌの人びとが縄として使うものには三種類がある。そのひとつは、
菅に似た草を刈って、よく日に干してそれを縄に綯って使う。この草は松前の方言でヤラメというものである。
<註:この草の名をアイヌ語でなんというのか聞くことを忘れたので、改めて聞きただす
ことにしたい。アイヌの人びとが用いる筵のようなもので、キナ【キナ:kina/ござ】というものもすべ
てこの草を編んで作るのである。蝦夷地の
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